シュ イッセイ
Zhu Yixing
朱 一星 所属 京都外国語大学 外国語学部 中国語学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/07 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 続・汝の名はかくして変わる -「表意」の神話,「表音」の虚構 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 京都外国語大学『研究論叢』第79号 |
掲載区分 | 国内 |
担当範囲 | (B5、総頁数428頁中13頁を担当) |
著者・共著者 | 朱 一星 |
概要 | 日本語では,外国人漢字名の「読み方」を,伝統的な「日本語読み」から外国語読み(いわゆる「現地読み」)に切り替えようとする観がある。世間ではこれまで様々な主張や考え方が満ちあふれているのに,長い間,文字論の立場から本格的にこの現象を取り上げる論者はいない。本稿は二部構成の後編として,日本語において,中国人漢字名「現地読み」の普遍化は,漢字の本質にそぐわない発想であると論証し,漢字名とアルファベット名の異質性ゆえ,漢字人名とアルファベット名の併記が好ましいと主張した。更に,漢字の「標意文字」説に触れ,漢字の性質に関する研究に一石を投じた。 |