ウシジマ タカシ
Takashi USHIJIMA
牛島 万 所属 京都外国語大学 外国語学部 スペイン語学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/08 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
招待論文 | 招待あり |
標題 | アントニオ・ロペス・デ・サンタアナの人物像―メキシコのカウディージョ論再考 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | グスタボ・アンドラーデ先生追悼論文集ーラテンアメリカ研究の新地平を求めて |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | アンドラーデ先生追悼論文編集委員会 |
著者・共著者 | 牛島 万 |
概要 | 19世紀メキシコを代表するカウディージョのサンタアナは、日和見主義、売国奴、不正、政治に無関心など、とかくマイナス的な性格ばかりが取り上げられ批判されてきた。しかし、19世紀前半のメキシコ国家の極度の脆弱性を考えると、通常の正当な政治展開は不可能であった。当時の文民政治家が明確な政治理念を有していなかったこと、及び他党派との妥協を一切許さない、ある種の「無器用さ」が大いに起因していたと考えられる。サンタアナは圧政的であったが、諸党派間の「調停者」的性格を有していたことが重要である。 |