サトウ アキコ   Akiko SATO
  佐藤 晶子
   所属   京都外国語大学  外国語学部 英米語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2026/01
形態種別 著書
査読 査読あり
標題 (印刷中)「『リア王』邦訳にみるジェンダー表現の変遷―女性ことばの使用を中心に」『メディアの中の女性』
執筆形態 共著
掲載区分国内
出版社・発行元 株式会社開文社
著者・共著者 坂本季詩雄, 林姿穂, 北尾泰幸, 布施将夫, Urszula Frey, 河野弘美, 佐藤晶子, 衛藤圭一, 山本玲子
概要 本稿は、シェイクスピア『リア王』の1934年から2021年までの約90年間にわたる邦訳を対象に、女性ことばの使用とそれが反映するジェンダー意識について通時的分析を行う。本稿が『リア王』を選んだ理由は、時代を超えて繰り返し翻訳され続けており、強い個性を持つ女性が複数登場する作品だからである。日本語の女性ことばは明治以降に形成された言語現象であり、ジェンダー規範や女性の社会的地位の変遷と密接に関連している。英語には日本語ほど明確な女性ことばが存在しないため、翻訳者は原文にないジェンダー的特徴を付加するかどうかの選択を迫られる。この選択は翻訳者のジェンダー観、時代の社会規範、読者の期待など多層的要因に影響される。本稿は異なる時代の翻訳比較により、日本社会におけるジェンダー意識の長期的変化を言語表現を通じて可視化することを試みる。本稿は翻訳学、ジェンダー研究、日本語学の接点に位置する学際的研究として、通時的分析による長期的変化の把握、翻訳研究とジェンダー研究の融合、文化的媒介としての翻訳の役割の再評価という視点を提供する。
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