ウシジマ タカシ   Takashi USHIJIMA
  牛島 万
   所属   京都外国語大学  外国語学部 スペイン語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/05
形態種別 論文
標題 カタルーニャの分離独立は「夢」で終るのか?
執筆形態 単著
掲載誌名 スペイン学
掲載区分国内
出版社・発行元 論創社
巻・号・頁 (20),56-65頁
著者・共著者 牛島 万
概要 カタルーニャの分離独立とロマンティシズムとの関係で論じた。とりわけ個の自我、感情、民族意識に着目する。そこで、筆者が注視するのは、2006年のカタルーニャ自治憲章の改正がスペイン憲法裁判所の違憲判決を受けたことと、2009年のギリシアに端を発する形でのEU経済危機が直接の独立運動の原因であると強調した。加えて、カタルーニャの独立以降の自らのビジョンが見えてこないこと、またその後のカタルーニャの過度な独立運動の展開により、スペイン、マドリードの強権を発動させたことが、ロマンティシズムに支えられた独立指導者の過度な展開を生んだと考えられる。