タケシタ ルッジェリ アンナ   Anna Ruggeri Takeshita
  竹下 ルッジェリ アンナ
   所属   京都外国語大学  外国語学部 イタリア語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/07
形態種別 論文
標題 日本の禅宗における身心の修行―釈宗演の体験を通して
執筆形態 単著
掲載誌名 『宗教と倫理』別冊
掲載区分国内
巻・号・頁 (9号),15-25頁
総ページ数 10頁
著者・共著者 竹下 ルッジェリ・アンナ
概要 本原稿では、日本の禅宗における修行の特徴を取り上げた。特に臨済宗の場合には、坐禅や公案、日常生活そのものは修行であり、これによって相関的で一元論的なそのまま仏である自分の身心に悟らせる特徴が見られる。その中で日本の臨済宗は、江戸中期の白隠慧鶴禅師(1686-1769)とその門下によって体系化された公案が方便として重要な役割を持っている。天才的な修行者と言われている明治・大正時代に活躍した洪嶽宗演(釈、1860-1919)の思想を分析しながら、身心論に対する日本臨済宗の理解を釈宗演の体験を通して紹介してみた。