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スガノ ミチナリ
Michinari SUGANO
菅野 瑞治也 所属 京都外国語大学 外国語学部 ドイツ語学科 職種 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 1989/03 |
| 形態種別 | 論文 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | ヘ-ベルの「暦話」についての一考察 |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 『研究論叢』第32号 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 京都外国語大学 |
| 巻・号・頁 | (32) |
| 担当範囲 | B5、総頁数565頁中16頁担当 |
| 著者・共著者 | 菅野 瑞治也 |
| 概要 | ヨ-ハン・ペ-タ-・ヘ-ベルの『ライン地方の家の友』(Der rheinländische Hausfreund:1808-15年および1819年)の中の「暦話」をいくつか眺めながら、特に、フランツ・カフカとの比較を補助的手段とし、「家の友」ヘ-ベルの文学世界の有する意義と普遍性および現代的意義を考察した。へーベルの一連の小品は、多様な人間の生き様を映し出す鏡であり、彼が活写した多様な日常世界は、そのまま人間の内面世界の多様性を<相称的>に写し出している。この「鏡像の原理」のもとに描出されたヘーベルの世界は、それらに対する文学的解釈の必要性すらも否定しているのである。 |