ウシジマ タカシ   Takashi USHIJIMA
  牛島 万
   所属   京都外国語大学  外国語学部 スペイン語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019/06
形態種別 論文
査読 査読あり
招待論文 招待あり
標題 リオグランデ境界をめぐる米墨戦争の開戦経緯と戦争原因論―メキシコの戦争指導との関連を中心に―
執筆形態 単著
掲載誌名 軍事史学会『軍事史学』
掲載区分国内
出版社・発行元 錦正社
巻・号・頁 55(1),4-30頁
著者・共著者 牛島 万
概要 メキシコはヌエセス境界を主張しながら、リオグランデを軍事境界線としてきた。しかし、リオグランデ境界線より北に前哨部隊を基本的に配置しなかったために、換言すれば、リオグランデ境界そのものが「前線」であったため、テキサス併合後の1846年3月には、米国テイラー軍がリオグランデに進駐することを容易にさせた。これにより、メキシコ北軍が敵軍を目の当たりにし、その威圧感は倍増した。そして双方軍が敵軍に心理的負担を故意に与える作戦が実施された。リオグランデ境界線上のメキシコ北軍の「暴走」をもはやメキシコ市のパレデス軍総司令官も統帥できなかったことを明らかにした。