ウシジマ タカシ   Takashi USHIJIMA
  牛島 万
   所属   京都外国語大学  外国語学部 スペイン語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019/07
形態種別 総説・解説記事
標題 ラテンアメリカから米国への人の移動を考える(2)―米墨国境の今日的意義について―
執筆形態 単著
掲載誌名 いえらっく
掲載区分国内
出版社・発行元 京都外国語大学ラテンアメリカ研究所
巻・号・頁 (37),14-16頁
著者・共著者 牛島 万
概要 トランプ大統領による圧力がメキシコや中米諸国にかかっている。グローバリゼーションは、従来の国家間の主従関係をより強化した観がある。国境の壁をメキシコ政府に支払わせるなどの過激な発言は、この好例である。脅しともとれる米国政府のやり方は、170 年ほど前の米国の「南」に対する外交姿勢と何ら変わっていない。グローバリゼーション下での軍事化、要塞化された国境は、異質な「他者」を排斥するための「線引き」の最大の表象である。加えて、それは、米国領域内に、内なる「外」を形成するための明確な境界を浮き彫りにしようとしているともいえる。