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            ウシジマ タカシ
            Takashi USHIJIMA
           牛島 万 所属 京都外国語大学 外国語学部 スペイン語学科 職種 教授  | 
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| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 2019/12 | 
| 形態種別 | 論文 | 
| 招待論文 | 招待あり | 
| 標題 | 米墨戦争前夜の軍事境界線としてのリオ・グランデの重層性 | 
| 執筆形態 | 単著 | 
| 掲載誌名 | 史潮 | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 出版社・発行元 | 歴史学会 | 
| 巻・号・頁 | (新86),55-75頁 | 
| 概要 | リオ・グランデ境界が軍事境界線であることは、メキシコ軍にとって、外(敵軍)からの侵入を妨げる防波堤となりうる閉鎖性を有する。その閉鎖性を確証してくれているのが、マタモロス及びリオ・グランデの軍事化、要塞化であると同時に、リオ・グランデが有する「川」の特質であった。水深が深く流れも激しく、泳いで渡河する多くの者が溺死するほどの「荒川」であったことがよりその性格を明らかにしている。しかし、リオ・グランデは、民間人などの往来により、乗り越えることのできる開放性を有するものであり、その点で重層的な特質を持っていたと結論付けた。 |