ダニエル アリエタ   Daniel Arrieta
  ダニエル・アリエタ
   所属   京都外国語大学  外国語学部 スペイン語学科
   職種   准教授
言語種別 スペイン語
発行・発表の年月 2013/12
形態種別 著書
標題 El mito de Pigmalión à la japonaise: un estudio de Chijin no Ai de Tanizaki Junichirô a través de la intertextualidad y la psicología cognitiva
執筆形態 単著
掲載区分国外
出版社・発行元 1616. Anuario de Literatura Comparada
巻・号・頁 3,153-170頁
総ページ数 18
概要 この論文は、『ピグマリオン』の古典的神話を使用した特定の事例を探求する目的で、間テクスト的実践と、文学研究に適用される認知心理学の各種理論との間にある相乗効果的関係を分析することである。たとえば、谷崎潤一郎の『痴人の愛』がその例だ。ジョージ・バーナード・ショーの『ピグマリオン』から始まり、とりわけ、トランステクスト性(transtextuality)、間テクスト性(intertextuality)、そして異形性などの概念、ならびにメタファー、スキーマ、統合理論などの認知的文体論の理論を通して、1920年代の日本における社会文化的文脈の中で神話の脱神話化がいかにして生み出されたかを論じ、神話のイデオロギー的かつ文学的な再読についても言及している。最後に、40年後の日本映画に谷崎の作品が取り入れられた際に改編されたと思われる要素についても考察した。