ダニエル アリエタ   Daniel Arrieta
  ダニエル・アリエタ
   所属   京都外国語大学  外国語学部 スペイン語学科
   職種   准教授
言語種別 スペイン語
発行・発表の年月 2014/12
形態種別 著書
招待論文 招待あり
標題 Elementos de la picaresca española en 'A confissão de Leontina', de Lygia Fagundes Telles
執筆形態 単著
掲載区分国外
出版社・発行元 In Relectura de Lygia Fagundes Telles. São Paulo: MacKenzie & University of Salamanca Publishing
巻・号・頁 105-116頁
総ページ数 13
概要 1554年頃刊行の『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』(著者不詳)はピカレスク小説の嚆矢であり、少なくとも1世紀の間、模倣作品(=エピゴーネン)が継続的に出された。社会的に低い出自の主人公による自伝的な語り、幼少期からの人生の時系列的な語り、主人公の成長とともに入れ替わる主人の存在のみならず、名誉とは無縁の“行き当たりばったり”の人生を正当化していることや、社会を風刺し批判する態度などがこのジャンル特有の要素である。これらの要素は、1949年に最初に刊行されたリジア・ファグンデス・テレスによるA confissão de Leontinaと前述のスペイン古典文学とを間テクスト性(transtextuality)の概念を用いて比較するための基盤になると考えられる。