イズミ ヒロアキ
Hiroaki IZUMI
泉 宏朗 所属 京都外国語大学 ランゲージセンター 職種 講師 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2014 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | Local division of labor in rehabilitation team conferences |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Human Studies |
掲載区分 | 国外 |
出版社・発行元 | Springer |
巻・号・頁 | 37(3),pp.393-430 |
概要 | 本研究は、成員カテゴリー化分析と会話分析を用い、多職種リハビリテーションチーム・カンファレンスに参加する医療従事者の専門領域に関わる仕事と責任が、相互行為を通してどのようにして達成されるのかを検討する.データは、回復期リハビリテーション病棟でビデオ収録した多職種チーム・カンファレンスとリハビリテーション機能評価表を用いる.分析は、医師がパソコンの画面に映った機能評価表を読み、機能評価項目(食事、排泄など)について質問する場面にフォーカスする.リハビリテーションチームによる相互行為を詳細に分析した結果、医師はパソコンの画面に映った機能評価書を見ながら質問するため、必ずしも応答者の方を向いて質問しないことが示される.それにもかかわらず、医師が質問の項目を発することによって、その項目がどの医療従事者に関連した質問であるのかという推測を与えることが示唆され、また、そういった推測は、パソコンの画面に視線を移す、机の上にある書類に視線を戻す、他の参加者の方を向く、といった応答者の反応によって明らかにされる. |