ナカニシ クミコ   Kumiko NAKANISHI
  中西 久実子
   所属   京都外国語大学  外国語学部 日本語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/03/31
形態種別 論文
標題 ぼかしの「ておく」と強調の「ておく」の違い
執筆形態 単著
掲載誌名 京都外国語大学日本語学科『無差』
巻・号・頁 (20)
著者・共著者 中西久実子
概要 本稿では,「~ておく」は前提推意を外部否定型の否定にする帰結推意を導くが,次のような場合にはぼかしになることを示した。「あとの事態が存在する」という前提推意を外部否定にして「存在するのではない」という帰結推意を導く場合と,「あとの事態が存在しない」という前提推意を外部否定にして「存在しないのではない」という帰結推意を導く場合である。ただし,後者の場合,帰結推意が聞き手の不利益になる場合は失礼と判断される。