オカモト シンショウ   Shinsho OKAMOTO
  岡本 信照
   所属   京都外国語大学  外国語学部 スペイン語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2011/12/25
形態種別 論文
査読 査読あり
招待論文 招待あり
標題 対照文法の先駆的著書―オヤングレンの『日本文典』(1738年)
執筆形態 単著
掲載誌名 スペイン現代史学会『スペイン現代史』
巻・号・頁 (20),242-249頁
担当範囲 (A5、総頁数291頁中8頁を担当)
著者・共著者 岡本信照
概要 1738年、バスク出身のフランシスコ会士オヤングレンが著した『日本文典』は、スペイン語で書かれた最初の日本語文法書である。当時、日本は鎖国の最中にあったため、著者が日本の地を踏むことは不可能だった。そこで、彼はネブリハのラテン文法の大枠に17世紀のキリシタン語学のデータを当てはめるという方法を採った。そのため、この著作は江戸時代中期の日本語を反映していないという欠点が見られた。しかしながら、タガログ語・バスク語・中国語など、非印欧語との対比を通じて日本語文法の特徴を際立たせているという近代的・コスモポリタン的な一面も見られ、本書を対照文法の最初の書と位置付け、評価した。