ウシジマ タカシ   Takashi USHIJIMA
  牛島 万
   所属   京都外国語大学  外国語学部 スペイン語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/03
形態種別 著書
標題 プエルトリコにおける文化的ヒスパニック性とブラックネス
―ペドレイラの『島嶼主義』からパレス・マトスのアンティール主義へー
執筆形態 単著
掲載誌名 京都外国語大学ラテンアメリカ研究所の現在(共著)
掲載区分国内
出版社・発行元 京都外国語大学ラテンアメリカ研究所
巻・号・頁 57-68頁
概要 文化的ヒスパニック性は1930年世代のプエルトリコ人論客の間に広まっていた反米主義の影響を受け、プエルトリコのナショナル・アイデンティティの基盤を成した。ただし、1930年世代の論客の間でもすでに問題視されていたことは、黒人やアフロ的要素(ブラックネス)をどう位置付けるのかという点にあった。パレス・マトスは、アンティル諸島という地理的空間にみられるブラックネスを重視し、彼の韻文にはアンティル主義が濃厚に表現されている。とはいえ、アフロ的要素の注入を重視したのであり、白人性(ホワイトネス)からアフロ性への意向を理想としたわけではないことが重要である。
researchmap用URL https://www.kufs.ac.jp/ielak/publications/ielak_publication_series/01_tate/html5.html#page=1