ウシジマ タカシ   Takashi USHIJIMA
  牛島 万
   所属   京都外国語大学  外国語学部 スペイン語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/03
形態種別 論文
査読 査読あり
標題 楽園の島 グアムの盛衰-キリスト教布教からチャモロ人虐殺の歴史へ-
執筆形態 単著
掲載誌名 日本学研究
掲載区分国内
出版社・発行元 国際言語文化学会
巻・号・頁 (3),31-42頁
著者・共著者 牛島 万
概要 グアムを含むマリアナ諸島は、1592 年にフランシスコ会によって教化活動が開始されたが、その後イエズス会が引き継いだ。なかでも、サン・ビトレス神父の布教活動が重要である。当初は布教活動のために、自ら希望してグアム島に到来するが、やがて、現地のチャモロ人の土着信仰と対立していく。とくに、チョコという中国系グアム在住者による、キリスト教に対する悪いうわさが流布し、やがてイエズス会神父と先住民との間に武力衝突が発生する。サン・ビトレス自身も洗礼に反対するチャモロ人に殺される。これ以降、20 年にわたり、スペイン=チャモロ戦争に突入することになる。