コンドウ ナオキ
Naoki KONDO
近藤 直樹 所属 京都外国語大学 外国語学部 イタリア語学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/07 |
形態種別 | 論文 |
標題 | イオーリオの子供たち |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 京都外国語大学『美の巨人ガブリエレ・ダンヌンツィオ没後70周年記念シンポジウム論文集』 |
掲載区分 | 国内 |
担当範囲 | B5、7頁 |
著者・共著者 | 近藤 直樹 |
概要 | 20世紀初頭、イタリアを代表する詩人ダンヌンツィオの悲劇『イオーリオの娘』が初演されたまさにその同じ年に、ナポリの喜劇作家スカルペッタは、その粗悪なパロディ『イオーリオの息子』を発表する。この喜劇をめぐって、イタリア発の、文芸作品における著作権の裁判が起こる。この「盗作事件」については、「演劇の南北問題」といった文明論を主張するむきがあるが、スカルペッタの喜劇を読み返すことで、軽演劇出身の彼が、はじめて本格的にナポリ語の表現力の問題と向き合った意欲作であることを明らかにした。 |