コンドウ ナオキ   Naoki KONDO
  近藤 直樹
   所属   京都外国語大学  外国語学部 イタリア語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2016/01
形態種別 論文
標題 「書く俳優」、アントニオ・ペティート
執筆形態 単著
掲載誌名 京都外国語大学『研究論叢』
掲載区分国内
巻・号・頁 LXXXVI
著者・共著者 近藤直樹
概要 19世紀ナポリの俳優アントニオ・ペティートは、「最後にして最大のプルチネッラ」と呼ばれ、この仮面の同義語のように扱われることもある。だが、イタリア統一以降、ペティートはむしろプルチネッラの限界を感じ、文盲ながらも自ら筆を執って喜劇を書きながら、旧体制の笑いのシンボルであったプルチネッラを相対化し、新時代に向けた新しい笑いを模索した。それは後のスカルペッタの、近代的で「非ナポリ的」な喜劇性を準備したといえるだろう。