ミョウ チェン
Miao Qian
苗 チェン 所属 京都外国語大学 外国語学部 中国語学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/08 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 『聊楽No.3』聊楽句会第三号 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 静涵堂芸術館 |
巻・号・頁 | 第三巻(第一号),49-56頁 |
総ページ数 | 247 |
担当区分 | 責任著者 |
国際共著 | 国際共著 |
著者・共著者 | 董振華◎ 苗ちぇん 小鳥遊彬 伊藤厳等 |
概要 | 2021年〜2022年に創作した俳句52句、俳句鑑賞と解説「季語と生きる」
1年に一回の句集出版の時期がまた巡ってきた。思えば、聊楽句会に参加してもう三年目になる。まだまだ俳句という奥深い世界の入り口の前にいる私は、少し勉強になったことと言えば、季語の俳句に描きたい光景や詩人の心境を引き立ててくれるという役目について例を挙げながら説明していく。 ◎行合の空(夏・秋) 『古今集』の夏歌の最後の一番に出てくるこの季語は、夏が秋に移り変わろうとしている空の意味。いかにも日本人が四季の移り変わりについて敏感で観察が緻密になっているかが分かる言葉だ。 ◎擬宝珠(仲夏) 庭などでよく見かける玉響花のこと。白くて可憐な花が咲くが、この名前だと、なんとも神秘的で仏教の雰囲気が漂ってくるように思えた。 ◎邯鄲(秋) 初めてこの季語を見て、かの有名な「邯鄲の夢」という話を思い出した。 |