イナガキ ツトム   Tsutomu INAGAKI
  稲垣 勉
   所属   京都外国語大学  共通教育機構
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/07
形態種別 論文
査読 査読あり
標題 Implicit Association Test (IAT) の遂行経験はIAT得点に影響するか?――シャイネスIATを例として――
執筆形態 共著
掲載誌名 教育テスト研究センター年報
掲載区分国内
出版社・発行元 教育テスト研究センター
巻・号・頁 (6),53-55頁
担当区分 筆頭著者,責任著者
著者・共著者 稲垣 勉・澤海 崇文・澄川 采加
概要 本研究 の目的 は,Implicit Association Test(以下IAT)の得点に対し,IATの遂行 経験が与える影響を検討することであった。IATは潜在的な心的傾性の測定に使用可能であるとされてきたが,繰り返し実施することで,その得点(効果量)が小さくなるという指摘がある。この点は,介入研究などにおいて繰り返しIATを実施する上で無視できないことから,本研究ではIATの遂行 経験の有無や経験回数,経験時期が,潜在的シャイネスを測定するシャイネスIATの得点に影響を及ぼすか否かを検討した。2つの研究を通して,過去のIATの遂行経験や経験回数,経験時期はIAT得点に影響を及ぼさないことが示された。しかし,他の心的傾性を測定するIATについても同様の結果が得られるかは不明であることから,今後は他の心的傾性を測定するIATを対象に,同様の検討を行うことが望まれる。