Kumiko NAKANISHI
   Department   Kyoto University of Foreign Studies  Department of Japanese Studies, Faculty of Foreign Studies
   Position   Professor
Language English
Publication Date 2020/07
Type Academic Paper
Peer Review Peer reviewed
Title Analysis of outcomes from cultural exchange sessions between Portuguese learners of the Japanese language and native Japanese speakers: Learners of Japanese supported by facilitators in group/pair meetings
Contribution Type Multiple author(s)
Journal ヨーロッパ日本語教育
Journal TypeAnother Country
Publisher Association of Japanese Teachers in Europe
Volume, Issue, Page (24),pp.340-348
Total page number 681
Author and coauthor Kumiko NAKANISHI and Satomi Tsujii
Details 本発表では,以下の主張をおこなうことによって,「異文化交流型COIL」を援用した交流が有効だという結論を導く。まず、日本語母語話者は,難しい文を簡単に言い換えてくれるので理解しやすいが,その分,自分で相手に伝達しようとする努力をしなくなる」というように学習を客観視できるようになる。また、交流相手の日本人は,日本語教員の日本人,日本語教員志望の日本人などで異なる結果が得られた。日本人は,話題に交流に緊張感を覚えているだけで,事後の振り返りでも「楽しかった」「日本語が上手でびっくりした」などの印象論でしかなかった。これに対して,日本語教員志望の日本人は,「名詞修飾」「助詞」など言語構造に着目して分析的に振り返ることができた。さらに,自由に話題を楽しむ余裕がみられ,事後の振り返りでも細かい文法のミスについては報告せず,コミュニケーションを円滑に進めるために自分は今後どう行動すべきかを考える傾向がみられた。