ナカヤマ トモコ   Tomoko NAKAYAMA
  中山 智子
   所属   京都外国語大学  外国語学部 フランス語学科
   職種   教授
言語種別 フランス語
発行・発表の年月 2007/03
形態種別 著書
標題 La Française italienne de Legrand, L'Italienne française de Dominique, Romagnesi, Fuzelier suivi de Le retour de la Tragédie française de Romagnesi(『イタリア風のフランス娘』、『フランス風のイタリア娘』『帰ってきたフランス悲劇』)
執筆形態 共著
掲載区分国外
出版社・発行元 Editions Espaces 34(フランス、モンペリエ)
担当範囲 A5、総頁数149頁、共同執筆につき本人の担当部分抽出不可能
国際共著 国際共著
著者・共著者 Guillemette Marot氏共著
概要 18世紀前半にパリのコメディ・フランセーズとイタリア人劇団で上演されたフランス語戯曲4本に詳細な解説を加えた校訂版。うち2本は草稿から初めてフランスで活字として出版されたものである。
1725年、パリではコメディ・フランセーズとイタリア人劇団が熾烈な競争を繰り広げていた。イタリア人劇団が創作の土台としてきたイタリアの伝統的仮面劇コメディア・デラルテは熟練の演技を必要とし、登場人物ごとに専門の役者たちが演じていた。コメディ・フランセーズは人気を取り戻すため、コメディア・デラルテの登場人物を使った喜劇『イタリア風のフランス娘』を創作し、あろうことか女優に、コメディア・デラルテの象徴とも言えるアルルカンを演じさせるという奇策に出た。イタリア人劇団はコメディ・フランセーズへ対抗するため、『フランス風のイタリア娘』で、看板女優にフランスの伝統的喜劇の下僕役クリスパンを演じさせたが、公演は失敗に終わる。しかし、イタリア人劇団は『フランス風のイタリア娘』の失敗の裏事情を説明するため『帰ってきたフランス悲劇』を創作した。
AmazonURL https://www.amazon.fr/française-italienne-Litalienne-retour-tragédie/dp/2847050329