フセ マサオ   Masao FUSE
  布施 将夫
   所属   京都外国語短期大学  キャリア英語科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2023/03
形態種別 著書
標題 南北アメリカ研究の課題と展望―米国の普遍的価値観とマイノリティをめぐる論点
執筆形態 共著
掲載区分国内
出版社・発行元 明石書店
巻・号・頁 17-45頁
総ページ数 29
担当範囲 第一章 南北戦争期アメリカの国家戦略――大陸横断鉄道の建設構想と覇権奪取の夢
著者・共著者 住田育法・牛島万編著
概要 アメリカ合衆国の連邦議会は、南北戦争中にもかかわらず、大陸横断鉄道の建設法案を1862年に可決した。その国家的な戦略は何だったのか、それを連邦議会議事録を手がかりに検討した。もちろん、国家的な幹線鉄道を建設するという目的は戦前・戦中を問わず存在し続けたが、興味深いのは、欧米亜の三大陸を結ぶ交通路を作るという目的意識である。この意識には、当時の覇権国イギリスに対抗するという目論見も垣間見えた。しかし、アメリカの大陸横断鉄道が開通したのと同じ年の1869年にスエズ運河も開通した。それゆえ、アメリカの商業派遣の奪取の目論見は、儚くも夢と消えたのである。