ユイ キクコ   Kikuko YUI
  由井 紀久子
   所属   京都外国語大学  外国語学部 日本語学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1995/03
形態種別 論文
標題 動詞オクにおける意味の抽象化過程
執筆形態 単著
掲載誌名 大阪大学日本語研究
掲載区分国内
出版社・発行元 大阪大学文学部日本語学科言語系
巻・号・頁 (7)
担当範囲 A5、11頁
概要 「本を机の上に置く」のような例文に見られる本動詞「置く」の意味成分としては、「<人>が<移動物>を<着点>に<移動>させる」が基本的にあげられる。この意味成分から得られる〈移動経路〉は〈空間〉だが、「言うことを聞かないから、ずっと立たせておいた」のようなそのままの状態を保つテオク、「検査前日の7時までに晩御飯を食べておいてください」のようなあることに備えるテオクでは、これが〈時間軸〉に写像し、〈着点〉が〈目標位置〉から〈目標状態〉へと写像している。