ウルスラ フレイ
Urszula Frey
ウルスラ フレイ 所属 京都外国語大学 外国語学部 英米語学科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2018/09/06 |
発表テーマ | Media research with a database approach |
会議名 | デジタル人文学研究会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 国立歴史民俗博物館 |
概要 | デジタル・ヒューマニティーズにおける研究方法の発表;ベルギー・ルーヴェン・カトリック大学の招聘研究者とのデジタル人文学研究会:
この発表では、データベースを用いた研究手法に焦点を当て、記述的アプローチとデータベースアプローチの利点と欠点を比較した。記述的アプローチとは異なり、データベースを構築することで、見過ごしやすいトレンドを自動的に発見でき、バイアスを回避しやすくなる点が強調された。具体例として、テレビコマーシャルの情報をデータベースに入力するプロセスが紹介された。データを入力する際、コマーシャルはまず視聴され、YAML形式でファイルに記述され、その後JSON形式に変換され、最終的にMongoDBデータベースに挿入された。年齢、性別、職業、役割、衣服、場所などの変数を用いて、コマーシャルをどのようにコーディングするかが説明された。各コマーシャルはシーンごとに分割され、各シーンには名前、場所、登場人物が割り当てられた。データベースにデータを入力することで、単なる数値ではなく記述が記録されているため、記述的に内容を分析することが可能でありながら、同時に統計的な分析も行うことができる。また、このデータは他の研究者と簡単に共有できるため、研究を再現したり検証したりすることが可能となり、研究結果の信頼性が高まると説明された。 |