ウシジマ タカシ
Takashi USHIJIMA
牛島 万 所属 京都外国語大学 外国語学部 スペイン語学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2014/02/01 |
発表テーマ | メキシコ辺境マタモロスからみた米墨戦争原因論 |
会議名 | 京都外国語大学国際言語文化学会第1回大会 |
主催者 | 京都外国語大学国際言語文化学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 京都外国語大学 |
概要 | 米墨戦争の原因論をメキシコ辺境のマタモロスから検討すること、換言すれば、地方の視点、現場の視点に立って従来のワシントンやメキシコ市の政策決定者の論点との相違を明らかにする。米テイラー軍がマタモロスのリオグランデ対岸にブラウン要塞を建設したこと、テイラー軍によるプンタ・イサベルの制圧とリオグランデ河川使用権の禁止等によるマタモロス封じ込め作戦によって、在マタモロスの北軍は中央の政策決定者以上の反米感情の高まりと同時に、中央に対する不信感が募り、その暴走が次第に現実になりつつあった。それはアンプディア総司令官の就任後の突然の解任劇に見て取れる。こうして、メキシコ中央政府は未然に一連の混乱を防ぐため、代わりにアリスタを総司令官に任命し即時開戦命令を出す決断を余儀なくされたと考えられる。 |