ヒョウ イチホウ
FENG YIFENG
馮 一峰 所属 京都外国語大学 外国語学部 中国語学科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2024/10/13 |
発表テーマ | 初探汉语指示词的教学方法—以日本人汉语学习者为教学对象 |
会議名 | 中国驻札幌总领事馆日本北海道及东北三县首届中文教师研讨会 |
主催者 | 中国驻札幌总领事馆 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 中国驻札幌总领事馆 |
開催期間 | 2024/10/13~2024/10/13 |
発表者・共同発表者 | 馮一峰 |
概要 | 中国語の指示詞は、日常会話の中でよく用いられるだけではなく、文章を書くときも文脈をつなげる重要な役割を果たしている。このため、初級中国語教育では、指示詞は一つ重要な文法項目である。実際の中国語教育の現場では、よく学生に中国語の「这」、「那」と「这个」、「那个」との違いを聞かれる。本研究は、このような質問が出てくる原因は、「这」、「那」と「这个」、「那个」が「是」を述語動詞とする文の主語位置に現れることができるからだと考える。本研究は、まず教育現場でよく使用される中国語のテキストの指示詞の使い方についての説明を四つに分類し、テキストの問題点を指摘しながら、これらの説明が学生の質問に答えられないことを示す。そして、丸尾誠(2010)、林松涛(2022)で提案されている「省略説」を概観し、その説明力が低いことを明らかにする。それから、木村英樹(2012)の提案を概観し、「省力説」より説明力が高いことを議論する。最後に、木村英樹(2012)の提案に基づき、日本人中国語学習者を対象とする教育現場における中国語の指示詞の教え方を提案する。 |