ヒガシムラ ノリコ
Noriko HIGASHIMURA
東村 紀子 所属 京都外国語大学 国際貢献学部 グローバルスタディーズ学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2024/06/22 |
発表テーマ | フランスにおける移民・難民政策の揺らぎ -サルコジ及びオランド政権期と「改革」を夢見るマクロン政権期を中心に- |
会議名 | 日本比較政治学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 立命館大学 大阪いばらきキャンパス |
概要 | 近年、大統領選挙時における棄権率の高さやジレ・ジョーヌ運動、2023年の暴動とその暴動を受けて提出された新移民法策定をめぐる議会や政党の動きなど、民主主義の限界点を痛烈に批判するかのような政治動態が顕著である。
そんな中、マクロン大統領は第二期目の現在も一貫して「右でも、左でもない」との立場をことあるごとに強調し、長年にわたりフランス社会党に属してきた自身のイメージからの脱却を図り、既存の政党ではなし得なかったことを達成しうる政治家としての立ち位置を印象付けてきた。しかし実際のところ、マクロン大統領が「改革」や「革命」と称し、同大統領政権が推進してきた諸政策も、実際のところは歴代政権が推し進めてきた既存の政策の延長線上にあるものではないだろうか。本発表では歴代政権における移民・難民政策との比較も踏まえつつ、特にマクロン大統領政権下における移民・難民政策に焦点を当て、いかなる点で共通点及び相違点があり、いかなる政策目標のもとに実施されてきたのかを分析した発表内容となっている。 |