オオノ ナオキ
Naoki OHNO
大野 直樹 所属 京都外国語大学 外国語学部 英米語学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2021/12/11 |
発表テーマ | 「アメリカの冷戦戦略とCIAの秘密工作活動 グアテマラ・アルベンス政権打倒工作への道程」 |
会議名 | 京都外国語大学ラテンアメリカ研究所 第21回ラテンアメリカ研究講座 |
主催者 | 京都外国語大学ラテンアメリカ研究所 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | オンライン |
概要 | 1954年、CIAによる秘密工作活動の結果、民主的プロセスを経て選出されたグアテマラのハコボ・アルベンス大統領が辞任に追い込まれた。アルベンス政権打倒工作は極端な形での内政干渉であり、冷戦期の西側陣営の盟主としてアメリカ自身が主唱した普遍的価値観と矛盾することは明らかであった。本報告は、CIAの秘密工作活動が政権打倒工作にまで拡大した経緯を論じるものであるが、それにあたって封じ込め政策の提唱者として知られるジョージ・ケナンに注目した。冷戦を戦ううえでアメリカがその普遍的価値観を守ることが最も肝要であるとしたケナンが、実のところCIAの秘密工作活動の提唱者であったことを示し、ケナンに見られた矛盾が1950年代の国際情勢、政治状況の中で拡大していった経緯を論じた。 |