オカモト シンショウ
Shinsho OKAMOTO
岡本 信照 所属 京都外国語大学 外国語学部 スペイン語学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2024/09/06 |
発表テーマ | なぜスペイン語の方位語はゲルマン系なのか? |
会議名 | 京都セルバンテス懇話会第25回大会 |
主催者 | 京都セルバンテス懇話会 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 龍谷大学 |
開催期間 | 2024/09/06 |
発表者・共同発表者 | 岡本信照 |
概要 | 現代スペイン語の方位語はゲルマン起源の語彙を基本としているが、中世15世紀まではラテン語から継承された語彙が主流だった。ゲルマン系語彙が流布するのは16世紀以降である。しかしながら、文献上では航海術・地誌・年代記といったノンフィクションのジャンルにしか現れず、17世紀になっても文学作品においては稀だった。これは、ゲルマン系語彙が航海術の専門用語であったことを意味し、基本方位のみならず、中間方位を表すために音節数の少ないゲルマン系語彙の方が使い勝手がよかったのが理由と考えられる。本発表ではコーパスを用いて、方位語がラテン系からゲルマン系に取り代わる時期とプロセスを可視化し、その理由が大航海時代と結びついていたことを明らかにした。 |