マ シケン   MA TZU-HSUAN
  麻 子軒
   所属   京都外国語大学  外国語学部 日本語学科
   職種   講師
発表年月日 2009/10
発表テーマ 日本語の表現における能格性―中国語との比較を通して―
会議名 国立全北大學校・国立台湾大学 日本語・日本文學国際セミナー
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
概要 「私が好きだ」の「が格」を「主格」、「刺身が好きだ」の「が格」を「対象格」とした従来の文法理論を指摘し、また、中国語との対照をも視野に入れ、言語類型論の立場から日本語における能格構文を考察した。「がの交替」という文法テストを用いて検討した結果、①日本語には能格言語の特徴を持っている、②いわゆる能格性を持つ語彙は「感情文」「希望文」「可能文」などの表現に存在する、③「が格」の役割を1つにまとめることによって、日本語の文法体系を簡略化できる、以上の3点を明らかにした。