キベ マサユキ
Masayuki KIBE
岐部 雅之 所属 京都外国語大学 外国語学部 ブラジルポルトガル語学科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2023/10/14 |
発表テーマ | リマ・バレットの短篇「ガブリエラの息子」にみる偽善へのまなざし |
会議名 | 2023年度 日本ポルトガル・ブラジル学会(AJELB) |
主催者 | 日本ポルトガル・ブラジル学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 京都外国語大学 |
概要 | 幼少期に奴隷制廃止(1888年)を目の当たりにしたブラジル人作家リマ・バレット(Lima Barreto: 1881-1922)は、20世紀初頭のリオデジャネイロ社会(主として郊外)をつぶさに観察し、自伝的要素を豊かに交えながら人間の愚かさを冷酷かつ滑稽に描写する作家だった。本発表では、短篇「ガブリエラの息子(O filho da Gabriela)」(1906年)を取り上げ、慈悲や温情に潜む旧態依然とした価値観を明らかにし、支配層と被支配層の関係性がどう描かれているのかを考察する。 |