|
ヒョウ イチホウ
FENG YIFENG
馮 一峰 所属 京都外国語大学 外国語学部 中国語学科 職種 講師 |
|
| 発表年月日 | 2025/12/14 |
| 発表テーマ | スクランブリングの認可条件について |
| 会議名 | 日中対照言語学会第53回大会(2025年度冬季大会) |
| 主催者 | 日中対照言語学会 |
| 学会区分 | 全国学会 |
| 発表形式 | 口頭(一般) |
| 単独共同区分 | 単独 |
| 開催地名 | 京都外国語大学 |
| 開催期間 | 2025/12/14~2025/12/14 |
| 発表者・共同発表者 | 馮一峰 |
| 概要 | Narita and Fukui (2022)は、英語の NPには φ素性が含まれているため、φ素性均衡を形成する必要があると主張している。そのため、転送可能なTPにさらにNPが内部併合されると、φ素性の非均衡状態が形成され、素性対称化条件に違反することになり、転送が阻害される。これにより、英語ではスクランブリングが許容されないとされている。一方、日本語にはφ素性が存在しないため、φ素性の非均衡状態を形成することはない。したがって、日本語ではXPに対して自由にスクランブリングを適用できると彼らは論じている。 Fukui (1993)は、中国語の節ではスクランブリングが許容されない一方で、名詞表現においてはスクランブリングが許容されると指摘している。中国語には φ素性が存在しないため、日本語と同様にスクランブリングが広く許容されることが予想されるが、実際には節ではスクランブリングが許容されない。この事実は、スクランブリングの認可には φ素性の有無だけでなく、他の要因も関与している可能性を示唆している。そこで、本研究はNarita and Fukui (2022)の主張を踏まえ、スクランブリングの認可条件について再考を試みる。 |