スガノ ミチナリ   Michinari SUGANO
  菅野 瑞治也
   所属   京都外国語大学  外国語学部 ドイツ語学科
   職種   教授
発表年月日 2012/07/28
発表テーマ ブルシェンシャフト成立史 -ドイツにおける学生結社史の視座で-
会議名 近現代史研究会第96回研究会
主催者 近現代史研究会
学会区分 全国学会
開催地名 立正大学
発表者・共同発表者 菅野瑞治也
概要 18世紀後半に登場した学生結社オルデンは、古くからあった伝統的な同郷学生会ランツマンシャフトと共生することで、構造的にも硬直化した古い同郷学生会ランツマンシャフトの新しい学生結社への変容を加速化する「触媒」の役割を果たした。その結果誕生したブルシェンシャフトは、コスモポリタニズムに立脚し、政治的な問題に殆ど関心を示さなかったフリーメーソンとは異なり、祖国ドイツの統一という政治的理念を明確に掲げ、市民によるリベラルな世界を標榜した。本発表では、ドイツにおける学生結社史という視座のもとで、とくに、学生結社オルデンの活動を中心に、ブルシェンシャフト成立の過程を再考した。