フクダ ミナ
MINA FUKUDA
福田 実奈 所属 京都外国語大学 国際貢献学部 グローバル観光学科 職種 講師 |
|
発表年月日 | 2024/09 |
発表テーマ | 人間にとって嗜好品とは何か:心理学から考える |
会議名 | 2024年度アルコール・薬物依存関連学会 合同学術総会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 砂防会館 シェーンバッハ・サボー |
発表者・共同発表者 | 企画者;廣中直行
話題提供;高野裕治・矢島潤平・福田実奈・上野将玄 |
概要 | カフェインやアルコール飲料といった嗜好品の摂取が創造性に与える影響についていくつかの研究が行われている。嗜好品によって創造性が変化することが示されているが、古典的条件づけの理論から考えると、創造性に影響を与えるアルコール等の薬物が入っていないが、風味が類似している飲料でも創造性が変化する可能性がある。古典的条件づけは以下のような過程を辿る。まず、アルコールを摂取すると創造性が変化する。普段アルコール飲料を飲んでいる人は、アルコールという刺激とアルコール飲料の風味という刺激が対提示されていると考えられる。そのような経験を繰り返すことで、アルコール飲料の風味のみ(アルコールなし)でも創造性が変化する可能性がある。
このような予測に基づき、ノンアルコールビールを摂取した際の創造性の変化について検討したところ、ノンアルコールビールを摂取した際の柔軟性は、水を摂取した際の柔軟性よりも低いことが示された(Fukuda, 2023)。これらの研究結果は、問題解決やアイデア出しが必要な場面で嗜好品を摂取することの是非について示唆を与える。 |