タケシタ ルッジェリ アンナ   Anna Ruggeri Takeshita
  竹下 ルッジェリ アンナ
   所属   京都外国語大学  外国語学部 イタリア語学科
   職種   教授
発表年月日 2017/09/02
発表テーマ 白隠禅師の女性弟子について
会議名 日本印度学仏教学会第68回学術大会
主催者 日本印度学仏教学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 花園大学
発表者・共同発表者 竹下 ルッジェリ・アンナ
概要 白隠禅師の門下の弟子は極めて多かった。居士大姉を加えると、その数はさらに増える。しかし、彼らの情報を記録する資料はそれほど多くない。そして女性弟子の場合には、さらに状況が悪くなる。白隠の遷化に近いものから記入すると、まず白隠の大高弟東嶺円慈(1721-1792)が著した『白隠和尚年譜』(1820)及び白隠下四世の妙喜宗績(1774-1848)による『荊棘叢談』 (1842)という著作があげられる。後者には白隠門下の尼僧と大姉を合わせて五人の女性が登場する。彼女らは、お察(阿察婆)、そして原駅の婆、恵昌尼、政女と茶店婆の五人である。『年譜』では、さらに大橋女(後に恵林尼)について書かれているが、原駅の婆と茶店婆の話は記されていない。『年譜』が口伝されたことは考えられないことから、この二人の消息がお察婆と紛淆していると思われている。
本発表では、白隠禅師の上記の女性弟子について述べた。