フクダ ミナ
MINA FUKUDA
福田 実奈 所属 京都外国語大学 国際貢献学部 グローバル観光学科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2025/09 |
発表テーマ | 他者の摂取量情報が飲料の摂取量に与える影響 |
会議名 | 日本心理学会第89回大会 |
主催者 | 日本心理学会第89回大会実行委員会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 東北学院大学 |
開催期間 | 2025/09/05~2025/09/07 |
発表者・共同発表者 | ○森脇 天澄夢・福田 実奈 |
概要 | 食行動において,他者の摂食量の情報が与える影響はモデルの効果と呼ばれており,Herman et al.(2003)の抑制的規範説に基づいて説明される。しかし,先行研究では摂取の対象が食べ物に限定されている。人間の食行動には飲料も含まれているが,飲料のなかには大量摂取することによって健康問題につながるものがある。そのため,飲料の摂取量に影響を与える社会的要因について検討する必要がある。「レモンティーのおいしさに関する研究」と称し,女子大学生52名を,多量規範条件,少量規範条件,統制条件の3条件に割り当て実験を実施した。参加者は架空の摂取量を見た後に10分間でレモンティーを好きなだけ飲み,味覚評定を行った。実験の真の目的に気づいた5名を除外した47名分のデータに対して,1要因の分散分析を行った結果,条件間で有意な効果は見られなかった。一方,摂取量と味覚評定の一部の項目の間に有意な正の相関が認められた。本実験ではモデルの効果は見られなかったが,今後は規範提示の方法や飲料の種類,サンプル数についても考慮しモデルの効果についてさらなる研究が求められる。 |