タケウチ トシタカ
Toshitaka TAKEUCHI
竹内 俊隆 所属 京都外国語大学 国際貢献学部 グローバルスタディーズ学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2010/08/27 |
発表テーマ | 「日本から見た中国の軍事的台頭(海軍と第二砲兵隊を中心に)」 |
会議名 | 第四回国際学術シンポジウム、現代中国と東アジアの新環境:近代中国革命、社会変化と国際的視覚 |
主催者 | 贛南師範学院、南開大学歴史学院(天津)、大阪大学文化フォーラム、東華大学歴史学系(花蓮)、内蒙古大学、中国現代史学会 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 中国・江西省・贛州・贛南師範学院・黄金校舎・国際学術交流センター |
概要 | 中国は安保理の常任理事国であり、NPT上の核兵器国であるとの認識が薄い。外洋海軍の建設を急いでいるが、単なるシーレーン防衛を超えた空母建造などは、その意図に疑問が付く。海軍では指揮・命令系統の規律に問題がある可能性が散見される。核兵器政策に関しては、全般的には抑制的で即応体制を意図的に回避している。アメリカへの対応が念頭にあるので、それが周辺のアジア諸国に与える影響を考慮していない。例えば、日本への核の傘やインドの核保有は中国の核兵器への対応である。最小限抑止、先制不使用、NSA(消極的安全保証)の無条件付与なども堅持している。ただし、今までは能力的にそうせざるを得なかった側面が否めず、今後も最小限抑止を維持するかどうかが懸念材料である。(proceeding:12-16頁、全595頁) |