ハヤシ シホ
Shiho HAYASHI
林 姿穂 所属 京都外国語大学 外国語学部 英米語学科 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2011/10 |
発表テーマ | Herman Melville の “The Bell Tower” に見られる美の追求と男性支配 |
会議名 | 第63回日本英文学会中部支部大会 |
主催者 | 日本英文学会 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 名古屋大学 |
発表者・共同発表者 | 林姿穂 |
概要 | “The Bell-Tower”(「鐘塔」)に登場するBannadonna とNathaniel Hawthorne の “The Artist of the Beautiful”(「美の芸術家」)に登場する Owen Warland においては、幾つかの共通する美の信念が見られるが同時に相違点も見られる。両者は機械技師として機械に生命を吹き込むこと、有機体と機械を融合させ被造物が生物同然になることに達成感を見出している。一方、両者の大きな違いは、Bannadonnaが国家元首や高官の目を気にしながら作業を進めるのに対して、Warland は全く人の目を気にしないことである。すなわちWarland は全く自己満足の世界で被造物を作ることを楽しむのである。両作品における登場人物を比較しながら“The Bell-Tower” に見られる美の追求と男性支配の社会体制の崩壊の関連性を考察した。 |