ヒキタ コウイチ
Koichi HIKITA
疋田 浩一 所属 京都外国語大学 外国語学部 英米語学科 職種 准教授 |
|
発表年月日 | 1998/04 |
発表テーマ | 既設水道設備を利用した廃熱利用温水供給システムのLCA |
会議名 | 第17回エネルギー・資源学会研究発表会 |
主催者 | エネルギー・資源学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 虎ノ門パストラル |
開催期間 | 2001/01/25~2001/01/26 |
発表者・共同発表者 | 石谷久、松橋隆治 |
概要 | 給湯向けエネルギー消費の削減策として、大規模な新設設備の建設を極力控えて既存の供給源と供給システムを利用する方策の検討をおこなった。既存の水道水は冬場で5℃前後まで水温が低下するが、従来の水道供給では水温の調整まではしていないため、特に冬場は温水を作るために電気、ガス給湯機が用いられている。当面の対処療法的な方策として、従来からある水道管を用いて、一般家庭で使用するのに適当な水温で水道水を供給するというシステムを検討する。熱源としては、大量かつ低質な既存施設として、大規模火力発電所の廃熱を利用する事が有効であろうと考えられる。これによって、特に冬場の給湯向けエネルギーの削減が期待できる。このシステムには十分な廃熱源と需要の期待できる都市部が適当であると考えられるため、東京都における給水・給湯事情、既設の水道設備を調査し、新設する温水供給システムの各プロセスについて、圧力損失、熱拡散による温度降下、廃熱回収による発電効率の降下等特性の評価を行った。さらに年間の水温変化に従った運転シミュレーションを行い、エネルギー消費及びCO2排出削減量の推計を行った。その結果、平均水温程度まで増熱する場合でも1次エネルギー消費量の1%程度に相当する温水を供給できることが試算された。 |