ナガハマ タクマ   Takuma NAGAHAMA
  長濵 拓磨
   所属   京都外国語大学  外国語学部 日本語学科
   職種   教授
発表年月日 2024/06/01
発表テーマ 梅崎春生と遠藤周作ー「第一次戦後派」と「第三の新人」の交渉
会議名 日本近代文学会関西支部春期大会
主催者 日本近代文学会関西支部
学会区分 地方学会
発表形式 シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
単独共同区分 単独
国名 日本
開催地名 帝塚山大学
発表者・共同発表者 長濵拓磨
概要 梅崎春生と遠藤周作は年齢も異なり所属する文学グループも異なるが多くの共通点を持つ作家たちである。梅崎春生は戦争文学の代表作『桜島』でデビューして「第一次戦後派」の代表作家となったが、1955年には『ボロ家の春秋』で直木賞を受賞し、同時期に注目された「第三の新人」の先輩格とされた。一方、遠藤周作は「第三の新人」の一人として「白い人」の芥川賞受賞で注目されたが、その題材は戦争であり、「第一次戦後派」と共通する主題を負っていた。このように二人の作家が「第一次戦後派」と「第三の新人」の間で文学活動を行っていたことを明らかにした。