ノザワ ハジメ
Hajime NOZAWA
野澤 元 所属 京都外国語大学 外国語学部 英米語学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2011/11/26 |
発表テーマ | 現代日本語コ・ソ・アの二層的分析 -現場指示系と観念指示系の分離とその帰結- |
会議名 | 日本言語学会143回大会 |
主催者 | 日本言語学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
開催地名 | 大阪大学豊中キャンパス |
発表者・共同発表者 | 小川典子, 野澤元 |
概要 | 本研究では、コソアの現場指示と観念指示の用法を分離しつつも共通の原理でその全体像を説明する。ある対象を指す指示詞は、話し手からみたその対象と他の対象との対比に基づき選択される。この対比には知覚の容易さによるものと顕在性によるものがあり、二つの用法では基盤となる対比の優先順位が異なる。つまり、現場指示では知覚の容易さが一次的な対比となり、容易な対象にはコソが、困難な対象にはアが用いられる。さらに、知覚が容易な対象の中で、顕在性が二次的な対比となり、顕在的な対象にはコが、非顕在的な対象にはソが用いられる。観念指示では、このような対比の優先順位が逆になる。 |