ノザワ ハジメ
Hajime NOZAWA
野澤 元 所属 京都外国語大学 外国語学部 英米語学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2009/12/20 |
発表テーマ | フレーム・スクリプトと語用論的理解 |
会議名 | 日本英文学会関西支部第4回大会シンポジウム(語用論と認知言語学の接点―語用論から認知へ、認知から語用論へ - 何が貢献できて、何ができないか?) |
主催者 | 日本英文学会関西支部 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) |
開催地名 | 同志社大学新町キャンパス |
発表者・共同発表者 | 野澤元 |
概要 | 発話において言われたことと、例えば、様々な推意や間接発話行為のような、発話によって含まれたことの間にはどのような関係性があり、また、両者がどのような推論によって結びつけられるのかは、語用論の最も根本的な問題だといえる。協調の原則や会話の公理は、ある会話がどのような点で、どの程度逸脱しているのかを評価するための指標となり、推論を促すきっかけにはなるが、推論そのものの基盤となるわけではない。本論では、語用論的理解における推論の基盤として、フレームやスクリプトといった知識の役割を検討する。一般化された会話的推意や間接発話行為の事例を分析しながら、具体的にどのようなフレームやスクリプトが推論に利用されるのかを例示する。 |