ユイス バユス
Lluis Valls Campa
ユイス・バユス 所属 京都外国語大学 外国語学部 スペイン語学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2015/08/24 |
発表テーマ | Empresas Sociales e Inclusión Social de las Personas con Discapacidad en Chile y España: La Influencia de Factores Políticos y Económicos |
会議名 | ラテンアメリカ・カリブ国際学会第17回大会 |
主催者 | ラテンアメリカ・カリブ国際学会 |
学会区分 | 国際学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
開催地名 | 釜山(韓国) |
発表者・共同発表者 | Lluis Valls |
概要 | 障害者の社会インクルージョンを進めるために、また障害者の権利を守るために1970年代以降さまざまな国際規則や国際条約が採択された。その中、特に国連・障害者権利条約がある。この条約にチリもスペインも署名しているので、条約の目的実現を目指す法律および政策を決定している。しかし、障害者の雇用率は低く、チリで29.2%であり(FONADIS, 2004)、スペインで24.3%であり(INE, 2014)、世界で44%である(OECD, 2010)。本研究は、障害者の社会インクルージョン、特に障害者の雇用分野における社会的企業の機能についてチリとスペインを比較する。そのため、第一にインタビュー調査で得たデータおよび資料分析のデータに基づいて、チリとスペインにおける障害者支援財団の社会的次元と経済的次元、ガバナンス次元(Defourny, HulgardとPestoff, 2014)を分析する。第二に両国における障害者支援財団の相違を説明するために障害者のための雇用政策と両国の経済情勢を分析する。最後に、一方、スペインの障害者支援財団は障害者雇用政策を実行する機能を果たし、他方、チリの障害者支援財団は発展していない雇用政策を補完する機能を果たそうとしていることを論じる。 |