ラムスデン タカコ   Takako RAMSDEN
  ラムスデン 多夏子
   所属   京都外国語大学  外国語学部 英米語学科
   職種   講師
発表年月日 2020/11/14
発表テーマ オンラインファイル共有ツールを活用した自律性を促す授業外学習MTD (日英等価表現集)
会議名 JACET 関⻄支部 2020 年度支部大会
学会区分 地方学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
概要 発表者は、TILT (Translation in Language Teaching)の一環として、2018年よりプロの翻訳者向けの翻訳支援ツール「翻訳メモリ」を外国語学習に応用した授業外学習「MTD (My Translation Database:日英等価表現集)」の取組みを行なっている。この目的は、授業外に触れた日英等価の表現を記録し収集することが、学習者の自律性の促進に有効であるかを検証するためである。翻訳メモリとは、過去の翻訳をストックし再利用するツールで、この簡易版として表計算ソフトで作成した日英対訳集を活用する翻訳者も多い。従来の取組みではエクセルファイルに記録させ個別で提出させていたが、締切前に即席で仕上げる学習者がほとんどで自律学習に有効であるとはいえなかった。そこで本実践では、日英翻訳の授業を履修する大学2-4年生の英語学習者94人(2クラス:45/49人; CEFRレベル:B1-2)を対象に、Google spreadsheetの共有機能を使い、クラス全員のMTDを一つのファイルにまとめ、個別の学習を可視化し共有できるようにした。その結果、14週間で、各クラス6,000個(一人当たり133/136個)を超える表現集が出来上がり、学習結果やアンケートから、本実践が英語の自律学習の促進に有効であることが示唆された。具体的には、自己決定や自己選択、学習プロセスの可視化、共有を通じた学び合いなどがその理由として挙げられる。