ラムスデン タカコ   Takako RAMSDEN
  ラムスデン 多夏子
   所属   京都外国語大学  外国語学部 英米語学科
   職種   講師
発表年月日 2019/08/30
発表テーマ MTD (My Translation Database) ―学習者が作成する翻訳ツールを応用した日英等価表現集
会議名 大学英語教育学会(JACET)第58回国際大会
学会区分 国際学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 名古屋工業大学
概要 近年、翻訳・通訳の授業やプログラムを設置する大学が増えてきている。翻訳は、言語意識かつ言語使用の発達に重要な役割を持ち、現代のグローバル化および多文化化が進展する社会に必要な技能である(Cook, 2010)。よって、プロの翻訳者養成に限らず外国語教育にも応用が期待できる。そこで発表者は、プロの翻訳者が利用する翻訳支援ツール「翻訳メモリ」を外国語教育に応用した授業外学習「MTD (My Translation Database)」を開発した。MTDは学習者自身が自律的に作成する日英等価表現集である。翻訳メモリとは、翻訳作業を短縮するために過去の翻訳をリサイクルするツールで、多くのソフトウェアやクラウドのシステムが開発されている。本実践のMTDでは、個人レベルで手軽にデータベースが作成できるよう、エクセルを使用した。授業内ではTEDトークを使い、日本語字幕を見ながら英語を聞き取り日英等価ペアを集めクラスで共有するCTD(Class Translation Database)を学習者と教師の共同作業で作成しており、学習者にはCTDを手本に、その個人版としてMTDを作るように説明した。MTDでは「Class」「Video」「Music」等、学習者自身が選んだカテゴリー毎にスプレッドシートを作成する。各シートには、「日本語」「English」「Source(出典)」「Note(メモ)」の欄を作り、覚えたい語彙や表現を含む文やフレーズをストックしていく。復習や再利用に用いる場合は、ブック検索をすることで容易に見つけ出すことができる。本実践は、外国語学部(主に英語専攻)の大学生2〜4回生が履修する日英翻訳の選択授業(2クラス合計57人)で実施した。今回は初めての試みであることから、自律学習としての有効性を観察するために、特にノルマは設けず、学期の半ばに中間報告、学期末に最終報告の形でエクセルファイルにまとめたMTDを提出させた。