タケウチ トシタカ   Toshitaka TAKEUCHI
  竹内 俊隆
   所属   京都外国語大学  国際貢献学部 グローバルスタディーズ学科
   職種   教授
発表年月日 2014/04/12
発表テーマ 討論者(「著者と語る:松元雅和『平和主義とは何か-政治哲学で考える戦争と平和』(中公新書、2013年)をめぐって」)
会議名 日本公共政策学会関西支部、第40回例会
主催者 日本公共政策学会関西支部
学会区分 地方学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 関西大学高槻ミューズキャンパス
概要 基本的な論旨はあっても、その例外を多く設けていたが、どんな基準で例外としたかの説明がないので、言いっぱなしになっている点がある。また、「平和」という言葉の重みを、例えば石田雄『平和の政治学』などのように、同じ「平和」という言葉でも文化・時代背景でそのニュアンスがかなり異なる(神意の実現、秩序、心の安寧など)ことや、ガルトウンクの積極的平和も含めて、論説したうえで使用すればより厚みが出たと思う。また、ゲームの理論の立場からすると、1回限りの静学的分析に終始し、著者が主張する「平和優先主義」の結果が社会の構造(構成)にどのような影響を与え、それがさらにその社会の構成員の行動にどのような影響を与えるかといった動学的分析があればさらに良かった。