イズミ ヒロアキ
Hiroaki IZUMI
泉 宏朗 所属 京都外国語大学 ランゲージセンター 職種 講師 |
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発表年月日 | 2012/11/16 |
発表テーマ | Embodied orientations to categorial incumbency in rehabilitation team meetings in Japan |
会議名 | 111th American Anthropological Association Annual Meeting |
学会区分 | 国際学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | San Francisco, California, USA |
概要 | 本研究は、成員カテゴリー化分析と会話分析を用い、多職種リハビリテーションチームカンファレンスにおいて医療従事者の専門領域に関わる仕事と責任がどのようにして達成されるのかを分析する.ビデオ収録した病棟カンファレンスを詳細に分析した結果、医師はパソコンの画面に映った機能評価書を見ながら質問するため、必ずしも応答者の方を向いて質問しないことが示される.それにもかかわらず、医師が質問のトピックを発することによって、そのトピックがどのカテゴリーの医療従事者に関連した質問であるのかという推測を与えることが示唆され、また、そういった推測は、パソコンの画面に視線を移す、机の上にある書類に視線を戻す、他の参加者の方を向く、といった聞き手の反応によって明らかにされる.本研究は、研究者自身がリハビリ病棟で学んだ民族学的な情報を分析に使用することよって、ガーフィンケルのエスノメソドロジー的ワーク研究を用いる.サックスによる会話分析と成員カテゴリー化分析と併用することによって、実際の相互行為に参加する医療従事者が、推測と規範的期待を用いて、医療文化の内生的ロジックを生成する方法を明らかにする. |