ハヤシ シホ   Shiho HAYASHI
  林 姿穂
   所属   京都外国語大学  外国語学部 英米語学科
   職種   教授
発表年月日 2019/03
発表テーマ 『ブライズデイル・ロマンス』に描かれる病と魔女のイメージについて
会議名 日本ナサニエル・ホーソーン協会中部支部例会
主催者 日本ナサニエル・ホーソーン協会中部支部
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 東海学園大学
発表者・共同発表者 林姿穂
概要 主人公カヴァデイルの語りを通して、ホーソーンは、病が人に第六感や透視能力、そして豊かな洞察力を与えることを提示している。カヴァデイルは催眠術に関与するゼノビアを魔女と同一視して、はじめは警戒するが、彼女が催眠術の被害者であると感じ、次第に彼女に共感を示すようになる。本発表では、ホーソーンがブルックファームで実際流行していた催眠術に対し嫌悪感を抱いていたこと、それがこの作品に全面的に反映されていることに言及した上で、主にゼノビアの魔女性と病との関連性に焦点を当て、彼女の自殺の原因が精神病に起因するものであると提示した。