Aya HATADA
   Department   Kyoto University of Foreign Studies  ,
   Position   Professor
Date 2012/03/17
Presentation Theme Interspecific differences in the intensity of ant patrol on myrmecophytic Macaranga species in a Bornean forest (ボルネオ熱帯林に分布するアリ植物オオバギ種に共生するアリのパトロール効果に見られる種間差)
Conference 東アジア生態学会連合第5回大会
Promoters 日本生態学会
Conference Type International
Contribution Type Collaborative
Venue 龍谷大学 瀬田キャンパス
Publisher and common publisher 「Aya Hatada」「Masahiro Nomura」「Takao Itioka」「Tohru Nakashizuka」
Details オオバギ属はトウダイグサ科に属し、東南アジア熱帯を中心として分布する植物である。オオバギ属にはアリ植物が多く含まれている。我々は8種のオオバギ種を用いて、パトロールを行っているアリの数を数え、パトロール効果に種間差が見られるかどうかを調査した。パトロールを行うアリの数には種間差が見られ、アリのパトロール方法は、1)すべての葉を守る、2) 主に上の葉を守る、3)どの葉もほとんど守らない、の3つに分けることができた。このようなパターンの違いは、葉の回転率を考慮するとうまく説明でき、アリ防衛は若齢の葉もしくは寿命の短い葉を守るのに最も適していると考えられた。